甲状腺日記

甲状腺がんの記録

術後3日目

8月28日、日曜日

土日はヘルパーさんや事務の方がいないので少し人口密度が低い。土日は多分手術も少ないんだろう、フロア内は結構静か。

朝は5時半くらいに日の明るさで目が覚める。ドレーンがとれないことにはシャワーが浴びれない。体はいいけど頭がかゆい。水のいらないシャンプーだけじゃかゆい!ということで男子学生みたいに洗面所で軽く頭を水で洗う。少しだけ痒みがとれる。蒸しタオル3枚くらい使わせてもらった。

 

あさごはん。



 

9時ごろ、主治医は出勤日で診察してくれる。傷の様子とドレーンの様子も見て、「明日、ドレーン抜けるね、あさって退院ね、今日はゆっくりして」と言ってくれた。

 

点滴針もようやく抜いてもらえた。ずーっとネット巻いていたからかゆい。

ホッとしたのか、ゆっくりして、の言葉のせいか、ちっちゃくても臓器を半分とったんだし…とお昼まで寝てしまう。

 

お昼ごはん

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マカロニ少し残したけどほぼ完食。

 

看護師さんはみんな若くてきれい。

車椅子の男性がトイレを介助している看護師さんに何か失礼なことを言ったみたいで、「サイテーですよ!」と言っている声が聞こえた。いろんな人を相手しないといけないからほんとに大変なお仕事だ…

 

持ってきた本たちをずっと読み続けられず、特に買いたいものもないのに売店いったり、日曜日のがらんとした外来フロアまで歩いてみたり、ぶらぶらして過ごした。シャワーをもう3日浴びてないのですっきりしないので蒸しタオルで頭や体を拭いたりしてごまかす。

 

夜ごはんはとろろ蕎麦。

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動いてないのでお腹がすかず少し残す。

 

楽しみにしていた鎌倉殿の13人をみる。

悩んでいるのがよい顔だと運慶が義時に言う。

「まっとうに苦しむことはそれだけで精神的に何事かを成し遂げること(V.E.フランクル)」

今日は修禅寺の回であり善児の回だった。

 

家族と電話で話す。ごはんは自炊ほぼ無理でしたとのこと。まあ元気であればいい。宿題だけよろしく頼むねと伝える。

 

消灯は22時なんだけど、午前中寝ちゃったせいか全然寝付けなくなってしまう。手術前の診察で、右にも3ミリくらいの何かがある、と言われたことを思い出した。小さすぎるので様子見なんだけど、これが大きくなったらと思うとよけい眠れない。のども痛いような気がして、無理しなくていいや、と11時半ごろ眠剤を処方してもらう。しばらくしたらふわふわくらくらしてきて、そのまま朝まで眠れた。