甲状腺日記

甲状腺がんの記録

術後4日目

8月29日月曜日

私の病床からは救急車が来るのがよく見える。何台の救急車が来たんだろう。今日はよちよち幼児とお母さんらしき女性が付き添っている小さい患者さんが見えた。そのあとにきた救急車からはおじいさんぽい患者さんが運ばれていた。夕食時は続けて3台くらいのサイレンが聞こえた。

 

朝ごはん

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ごはんのあと診察に呼ばれる。初めましての医師にドレーン抜いてもらう。ちょっと嫌な感じはしたけど痛くはない。やっと管が全部とれたー!!

 

鏡でキズを見せてもらう。中身が減った分ややシワがよっている…。がんのせいで私の左の甲状腺が永久に無くなっちゃったんだな…と実感して悲しくなった。ただフランケンシュタインちっくなキズを想像していたので思ったよりも小さいキズだったのは良かった。

ドレーンの穴は一番左端にあるみたいだけどよく分からず。かゆい。

 

シャワーの許可が出たから早速午前中にシャワー室へ。まる4日浴びてなかったからほんとに気持ちよかった。

さっぱりしたところで昼ごはん

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いちごクレープついてた。

 

昼寝しちゃうと夜また寝られなくなりそうだから、午後はフロアをブラブラしていたら口腔リハに呼ばれた。また口腔機能のいろんなテストなのかと思ったけど、歯のクリーニングだけだった。もう少し期間をおくらしい。

 

病室に戻ったら主治医の診察があった。キズはきれいですよ、順調ですよ。テープは来週の診察まで貼りっぱなしでいいよ、はがれちゃったら、下の売店で売ってる保護テープでいいからそれを貼ってね、とのこと。

最初に主治医にお会いしたときは研修医かと思ったほど若い先生で正直不安だったけど、経過観察が5年以上と長いから若い先生でよかったのかな、と思うようになった。ちなみに前回の子宮ポリープの時の主治医は、雰囲気が失敗しない米倉涼子っぽい指導医の方で私も自然と背筋が伸びてしまう方だった。

 

夕ごはん

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もう一回くらいシャワーを浴びたい気持ちもしたけど入浴21時までなのでやめた。

やっと退院なのは嬉しい。

ただまた現実の日々をどうやって泳いでいくのか不安がいっぱいだ。足りない仕事をどうにかしないと。

 

テレビではママ友に洗脳されて離婚してこどもが餓死した事件の裁判だ、って昼も夜も取り上げていた。なんだってそんなことになるんだ。病的な人間関係は体の病気よりも恐ろしいな…。

 

この日は消灯してしばらくすると自然に眠れた。