甲状腺日記

甲状腺がんの記録

入院、手術

8月23日にPCR検査をし、24日に予定通り入院した。6人部屋の真ん中のベッドに通される。

お昼はとうもろこしごはん

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午後、術前の口腔チェックに行った。7月、手術の説明のときに2人の先生と看護師さんの3人がいらしたのだが、そのときの先生が「明日は私がオペしますのでよろしくね」と挨拶してくれた。紺の服をきていたからはじめは先生じゃないと思っていたけど、頭頸部腫瘍のトップだった。前回の診察でオペ者が決まってないと言われていたのでホッとした。若い主治医は助手だった。

 

18時夕食。



 

21時以降から絶食。24時以降水分禁止。

 

25日。2件目の手術だからだいたい昼スタート、ということで午前中はあまりすることがない。前回ポリープ取った時は朝イチだったからよかったな…。

10時頃、窓際の方が2名退院。入院が長い方から窓際に移れる権利があるみたいで、一人は明日退院だからと断って、入院2日目だけど「窓際どうします?」とお声がかかった。もちろん窓際がいいです!と手術前にベッドを移動してもらえた。

ベッド移動の後、点滴をつけてもらって弾性ストッキングをはいてしばし待つ。3件目の手術もあるから、呼ばれてすぐにでいかないといけないんですよーと看護師さんが言う。そういえば結婚式のバイトしてる時も式が1日で3件あったな…と思い出す。

 

捻挫してるから車椅子で手術室まで移動。点滴しながら車椅子にのってるととたんに病人感が増し増しになる。

手術室の入り口で待ってる間、『応援しているよ!』と書かれた手作りのポスターを見ながら、ちょっと斜め気味の気分になる。今「やっぱりやめます」って逃げ出したらこの手術は受けなくて良くなるのかな…とぼんやり考える。

眼鏡を預けちゃったので、普段テレビでしか見られない手術室が残念ながらぼんやりとしか見えない。大きな部屋をパーテーションで区切っていて、手前では今まさになにかの手術をしている?ような。

すごい仕事をしている人がこんなにいるんだなあ、わたしのやってきた仕事は少しは人のためになっているんだろうかな…。

手術台に移動して、病院着を脱ぐ。くびの手術だから上半身は裸でいいのか大きいタオルをかぶせてもらうだけ。先生がたが一人ずつ挨拶してくれて、いよいよはじまる。麻酔の〇〇です、と麻酔科の女の先生が酸素マスクをつけてくれる。ゆっくり呼吸してねーと言われて深呼吸し始めて多分1分もたたないうちに意識がなくなる。手術前の記憶はここでおしまい。